NuForce : Cube

NuForce : Cube

 グルーヴィジョンズの道具大全を見て買ってしまいました…グルーヴィジョンズといえば、昔、LINNを使ってるよーみたいな記事をなんかで見て、ふーん良さそうだなぁと思って秋葉原に視聴しに行って、大好きなハウスを聞いたところ、曲の音質の悪いところが、そのまんま出ちゃってガックシ…という苦い思い出があるのですが、こりずに挑戦してみました。また、なんで?って感じではあるんですが、これまた昔、グルーヴィジョンズがSIGMAのカメラを紹介してたのでDP2sを買ったら、動作は遅い…色もなんだかおかしい…RAW現像はめんどくさいし、JPEGだとイマイチ…が、しかし、100枚に1枚くらい奇跡的に素晴らしいのが撮れるカメラだったんです。オールマイティーに平均的にいいよーっていうのではなく、一点突破主義っていうか、ココだけはイイ!っていうところがあって、なおかつ実はそれが製品のそもそもの本質!…ってうならされる感じだったんです。つまり、グルーヴィジョンズがおすすめするものはヤバイんです。

 NuForceって恥ずかしながらメーカーの存在すら知りませんでした…ハイエンドだけどお手ごろ感のあるメーカーって感じなんでしょうか?買えなくもないけど、買うには勇気がいる…そんな絶妙な感じです。なんとなくLINNとポジションが近いように思います…が、まぁ未知のメーカーなわけです。Cubeは小さいし、モノラルです。今時、BlueToothもついていません。電源スイッチも無いし、ボリュームもありません…買える値段ではありますが、モノラルのスピーカーの値段としてはアンプつきとはいえ高い…ヤバイにおいがプンプンします。重低音は出るわけはないですし、低音も無理だろうし、「ははーん、コレはボーカルを堪能する装置なんだなー」と期待と妄想がふくらみきって注文しました。

 いざ、届いてみたら、これが絶妙なサイズ感なんです。この小さい物体からイイ音が出るんだーと思うとワクワクです。聞いてみたら、アレ?それほどでもないなーって感じだったんですけど、床置きが良くなかったです…耳と高さを合わせるっていう基本は守らないとダメですね…最初、モノラルだし低音は出ないし、今まで使っていたスピーカーとはモチロン違うわけですから、意味がわからないっていうか、状況がわからないって感じだったんですけれども、ある一瞬から、おー!いいなぁって感じになりました。よくエージングって言いますけれども、機材っていうよりは自分の認識が新しいものを受け入れた感じです。

 ボーカルを堪能しようと思っていたんですが、よくよく考えると僕はあまりボーカルの入ってる曲はそんなに聞いていないという事が、発覚しました。基本テクノですから…とはいえ、ボーカルの入っている曲を一通り聞いていきました。ハウスなんかの「ボーカルも楽器の一部」的なミックスだとそんなに真価を発揮しないかなぁって感じだったんですけど、矢野顕子を聞いたら、ほんと素晴らしかったです。まぁ、とはいっても僕のiTunesライブラリ(もちろんAIFF)に入っているのは、峠のわが家に収録されているDavidとHome Sweet Homeだけなんですが、これがホント素晴らしいんですよ。矢野顕子再生マシーンとして大活躍です。歌っていいなぁっていう僕にあんまりなかった感覚を味わっているところです。ちなみに、音楽図鑑とか未来派野郎とか、あの頃の坂本龍一のDX-7のベルの音なんかも、カワイク、愛おしい感じで再生されます。本末転倒なんですが、NuForceのCubeで良く聞こえる音楽を探したくなってきました。いい音って何?っていう哲学的な旅が再開って感じです。

 ちなみにですね、低音がまったく出ないかというと、そんな事は無いんです。うまくキックのアタックの成分は拾っている感じで、音楽的なバランスは維持しているんです。ドゥンドゥンとはならないけど、ドッドッって感じです。ベースも妙に良くて、楽器のパートとして聞き取りやすいっていうか存在感があるんです。ミニマルなテクノなんかを聞くと全然ダメかと思いきや、独特のカワイイ感じで聞けて、これはこれで面白いです。昔、オーラトーンを使っていた事があるんですけど、その辺はちょっと似た感じだと思います。下から上まで普通に出るよーっていうスピーカーではないだけに、どこを頑張るかっていうところにメーカーの哲学っていうか作った人のセンスが出ていて、なおかつそれが、むむーんってうならされる感じで音楽の魅力を教えてくれる凄いスピーカーだと思います。

グルーヴィジョンズの道具大全

グルーヴィジョンズの道具大全

 この手の誰かが道具を紹介する本って大好きなんですよ。古くはバックパッキング教書とか遊歩大全のような名書から、最近のもろもろまで、ほんと好きです。これも「買っちゃダメだ!絶対ダメだ!!」大阪で言う所の「あかんやつ」だと思いつつも結局買ってしまいました…
 この手の本って、もちろん「物」に興味があって買うわけで、もうちょっと言うと、物を通じて未知の世界を知るっていうか想像するのが醍醐味なわけです…が、21世紀の今となっては、真に新しいものとか元祖とかド定番っていう概念は崩壊とまでは言わないけれども、ぼやっとしてきていて、日々工夫をこらした新製品が出るが故にコレは素晴らしいけど、いずれアップデートされるでしょー的な、ちょっとモノに対して冷めたっていうか距離を置き始めたっていうか、違うところを目指そうとか思わなくもない今日この頃だったんですが、なんかこう新しい世界観を提示されたように思います…
…というのは、セレクトが独特なんですよ。「これを選ぶ俺ってかっこいいでしょ?」的なよくありがちな事は全くなくて、最高スペックのもの紹介でもないし、エッジなものかというとそうでもないし、デザイン的に抜群かっていうと、そんなにそうでもないかな?みたいな…でも、魅力的なものばかりだし、全体に一本スジが通っていて、読んでいてなんか新鮮な気分になる素敵な本です。

Eventide : Space

Eventide Space – Sneak Peak from Richard Devine on Vimeo.

 Eventideのコンパクトエフェクター!Eventideってだけでドキドキしてしまうんですが、コンパクトエフェクターっていうのが、またそそります!!プラグインばかりじゃ味気ないですからね…
 RolandのTR-808のTB-303 をつないでいるんですが、なかなかです。

Traktor Pro : BeatSlicer

 Traktor ProのエフェクトのBeatSlicerが面白いです!まさにビートをスライスしてくれて、ドンドンドンドン→ダダダダドコドコドンドンドンって感じにビートを切り刻んでくれます。

 僕はD/Wは100…すなわちウェットオンリーでエフェクトのみにして…STYLEを[S4]

 PATを[P2]にするのがお気に入りです。そうすると80年代のメガミックス的な刻みになって面白いです!当時はテープ編集でやっていた方もいたそうなので楽ちんになりましたね。80年代のマドンナなんかにかけると、そのまんまな感じで面白いです。マドンナの当時の今よりきつめな歌い方と声の処理にバッチリあいます。逆にいうとその辺を探りながらリミックスしていたわけで、先人の苦労に頭が下がります…楽しておいしいところだけいただいていいのかなぁ〜って思ってしまうくらい簡単に楽しめてしまいます。