エミュレータ大研究2011

 エミュレーターとは何なのか?「タダでゲームができるぜ!ぐへへへ!!」って事ではない、エミュレーターの魅力の本質が凝縮されている本です。MMK Internationalの、前書きと、後書きが、ほんと胸を打たれる感じで、このためだけに買ってもいいぜって感じです。
 僕は現行&ちょっと古い程度の家庭用ゲームのエミュレーターは、あんまりグッとこないんですけれども、アーケードゲームのエミュレーターのMAMEは、年齢のせいかグッとくるものがあります。頭をガツンとやられる感じで、当時の思い出が、薄暗いゲームセンターの感じとか、テーブル筐体とか、缶ジュースの味とか、その頃の町の様子とともに、よみがえります…
 今回は「namcoビデオゲームの足跡」って事で、ナムコ特集もあって、熱いです。ゲームセンターがゲームセンターらしかった頃に絶好調だったのが、ナムコですから…情報自体はインターネットで、だいぶ調べやすくなったと思うんですが、その単なるツギハギではなくて、そこから熱いメッセージを生み出している編集手腕が素晴らしいです。エミュレータ研究室で長年続いていたのが、終わり?って思って残念だったんですけれど、「大研究」になって続いて良かったです。僕の年末年始の楽しみなので、僕が死ぬまで続いてほしいです。

バーチャファイターマニアックス

 当時の凄まじい熱が伝わってくる本です。Amazonで1円でした…バーチャファイターは1993年にアーケード版が出たんですが、ゲームの歴史を俯瞰してみた時に、真に革命的なゲームのベスト10に永遠に入るような気がします…ブラウン管の中でポリゴンのキャラクターがリアルタイムで動いているのを見て、「凄い事になったなぁ〜」って、ほんと驚きました。ちなみに、その当時でもう古いマシンではありますが、X68000でレイトレーシングで球を出そうとしたら、画面が真っ暗で無反応になっちゃって、「ん?落ちたかな??」って思って寝たら、翌朝にできてたってくらい、CG=遅い…って思っていただけに、技術のジャンプ感をとても感じました。
 とはいえ、僕はテクノとアナログシンセにはまりまくって、TB-303とかTR-909とか、ローランドのあのへんをローンを組んでは買っていたので劇貧で、ゲームから完全に離れていた時期でしたので、バーチャファイターを初めてやったのもゲームセンターではなくクラブだったように思います。友達に新宿のAutomaticに連れて行ってもらったら、そこにあったという…なので宇多田ヒカルのAutomaticを聞くとバーチャファイターが目に浮かぶという…
 …って、話はどうでもよくて、この本はトータルプロデューサーの鈴木裕のインタビューとか、「バーチャファイター」における拳法のリアリズムとは?とか読み物も面白く、でかい本なので写真とか見てるだけでもバーチャファイターの凄さが伝わってきます。
 ちなみに鈴木裕って岩手県出身なんですね。僕も岩手出身なんですが、岩手出身の天才がいる事を知って、自分もがんばろ〜って思いました。

PAC・MANIA (パックマニア)

 ナムコの1987年のアーケードゲームです。パックマンが1980年なので、よく続くな〜って感じではあります…現役の頃はやっていなかったです…僕の行ってたゲームセンターには置いてたのかなぁ…?
 …っていうか、スペースハリアーが1985年、アウトランが1986年、アフターバーナーが1987年と「セガ凄ぇぇぇ!!!!」な時期で、体感ゲームにはまりまくり、ナムコで育った僕も完全にセガにイカれていた時期でした…

 タイトルはアメリカかつフィルムな感じです。

 パックマンが、いい感じで3Dにおこされてます。立体だと、こうだったんだ〜と納得がいく感じです。モンスターがたこ焼きみたいでかわいいです。
 迷路全体が見渡せなくて「やりにくい〜」って感じなんですが、パックマンがジャンプできることによって新たなゲーム性をつくりあげています!

 お約束のコーヒーブレイクです。フィルムな感じです。

 迷路もレゴみたいです。

 パックマニアの翌年1988年にナムコは、映像作品「未来忍者 慶雲機忍外伝」を制作したわけですが、もしパックマンの映画をつくっていたら、パックマンのその後はどうなっていたのかなぁ…と妄想してしまいます…「80年代のミッキーマウス」とまで言われたパックマンですが、どうしても最近のマリオの人気ぶりを見ると、2つのキャラクターの運命のようなものを感じずにはいられません…

PAC-LAND (パックランド)

 ナムコの1984年のアーケードゲームです。なんとパックマンに足がはえて、飛んだりはねたり走ったりします!初代パックマン→MIDWAYが勝手に家族をつくる→ハンナ・バーバラのアニメ→パックランドっていう流れでしょうか…?勝手につくられた設定から、ここまでつくりあげるとは、さすがナムコ!って感じです。僕は残念ながら現役では遊んでいません…

 パックマンから全くの異世界が作り上げられています!初期のアドベンチャーゲームみたいなベタ塗り感が素敵です。音楽はアニメの曲が使われていて楽しい感じです。

 え?!そんなに!っていうくらいジャンプできます。

 レバーを使わないで、ボタンの連打でダッシュという独特の操作感です。僕はゲームは下手なんで、何かうまくいかないなぁ〜って感じだったんですが、この池をカール・ルイスの空中遊泳ばりにジャンプできた時の爽快感は凄かったです…

 帰りはなんと逆方向の左にスクロールなんです!魔法の靴をはいているんで、空中でもジャンプできて、ご褒美ステージな感じです。曲もゆっくりにアレンジされているのが素晴らしいです。

 パックマンの奥さんに子供にペットたち…ほのぼのしているなぁ〜

http://flyers.arcade-museum.com/?page=thumbs&db=videodb&id=3838

 当時のフライヤーというかインストパネルを見ると、ボタンが3つ並んでいて、左から…
[ジャンプ]  [左] [右]
…ってなっています。一般的だったレバーを使わないでボタンの連打でスピードをコントロールできる操作体系になっていて、画期的かつ意欲的なゲームだったんだなぁ〜って思います。