Ingress : Level2

(2015/11/12に当時を回想)
 たしかLevel2には、そんなに苦労せずになったように思います。記念のスクリーンショットもないので、たぶんそうだったんだと思います。ほんと流動性のない時期だったので、ポータルの状況はほぼ固定だったように思います。もちろん白ポータルなんてものはありません。リンクしたくてもリンクできるところは、すでにされている…そんな状況だったと思います。もちろんレベルが低いので攻撃なんて考えもしなかったです。幸い近所に歩いて3分のところにポータルがあったので、ひたすらハックです。でかけたらハック。スーパーに行くついでにハック。ほとんどルールがわからない時期だったんですが、最高に面白くて、常に興奮して早歩きでした。

 オリエンテーリングって結構好きなんですが、実際やると僕は方向音痴なので、全然ダメなんですけど、「これはサイバーオリエンテーリングだ!」って感じでした…っていうか、オリエンテーリングはなんだかんだいって遊びだけれども、これは秘密作戦だ!って妄想全開でした。ポータルが今と違って少ないのもまた良かったです。ポータルの希少価値がまさにその言葉通りであった時代だと思います。神聖な場所にポータルがあって、そこからXMが湧き出ている…なんか、パワースポットみたいな感じで、実際にポータルのある場所に行くと敬虔な気持ちになりました。そんなバカなって思うかもしれませんが、感じるものは感じるところが人間の不思議です。まぁ、僕にとってはゲームじゃなくてリアルですから…

 リアルを感じて、妄想全開にできる理由の大きなものとして、スキャナーの出来の良さが上げられます。色数を抑えた機能的なグラフィックが、「ゲームじゃない」感を盛り上げてくれます。任天堂的な安心できるファミリーな世界観とは対極な感じで、往年のPSYGNOSISとかBULLFROGのような異世界を見せてくれるヤバイ感じです…サウンドも凄くて、いわゆるピコピコではなくて最近のオーガニックを経由したヤバイ音です。素直にピコーンでいいところを、常にビチュビチュ、ビチャビチャと湿った余韻があります。サウンドを作った方はリカルド・ヴィラロボスとかがたぶん好きだと思うんですが、どうでしょう?このオーガニックなサウンドがポータルの「実際あるよね」感をブーストしてます。動きの演出も素晴らしくて、息子いわく「いちいちカッコイイ!」んです。Ingressってゲームっていうよりは、最高の業務用アプリって感じなんです。

 ほんとしばらく新しいゲームってしてなくて、どんなゲームもどこか昔のゲームの焼き直しだなぁ…っていうか、新しいものにふれた衝撃ってなくなっていたんですが、そういう意味でIngressはインベーダー以来の衝撃でした。だいたいにしてiPhoneみたいな小さいデバイスでパーティクルがリアルタイムで表示されるのを見ると、オッサンの僕には「これって(昔でいうところの)スーパーコンピューターを持ち歩いているんだな!」ってコンピュータの進化を再確認し、胸が熱くなってしまいます。そんでもって常にGPSで位置情報を確認しているって事は人工衛星にサポートされて作戦を遂行しているわけです。GPSだけでもダメなわけで、GoogleMapがあってこそです。サーバーとも常時通信ですし、ダイヤルアップの頃を考えると隔世の感があります。よく文句の出るバッテリーだって、iPhone3GSの頃よりは、格段に持つようになりました。Ingressによって、まさに旬な新しいテクノロジーの結晶に触れた衝撃は凄くて、今思えば、その辺が異常なまでにハマった理由のひとつなんだと思いますし、年配の方に愛好されている理由なのかもしれません。