Madonna : Ray Of Light

Madonna : Ray Of Light

 ネットでマドンナのインタビューを漁っていたら、マドンナがジョン・C・リリーで有名な例のアレの影響下で神?の光をみた経験をもとに作られた曲で、マドンナ本人もイチオシって事だったので、それは凄いと思って聞いてみたら、アレ?こういう感じなの??っていうカラっとした明るい曲でした。Like A Prayer的な荘厳で厳粛な感じをイメージしてたので意外でしたが、あぁ、実はこういう事なのかーって思わなくもないです。なんか凄く軽快な曲で、マドンナ的になにか突き抜けたんだと思うんですけど、Sashaのリミックスが、さらに軽快で気に入りました。
 なんと1998年の曲で、ちょっと前かと思いきや大昔です…よくわからないんだけどフォークっていうかカントリー風味も入った感じで、リアルタイムで聞いた時は実は良さがわからなかったという…今になってみると、「あ!新しい音だったんだなぁ。」って、やっとわかる感じです。マドンナっていつもリアルタイムではよくわからなくて、ちょっと遅れて気に入る感じです。ウィリアム・オービットがプロデュースしていて、生音とシンセの絶妙な感じに貢献しているのかなぁって思います。
(1998、Maverick)

地球の長い午後

地球の長い午後

 かわいい娘(中3)は本が大好きなんですよ。僕も子どもの頃は本はけっこう読んだんですけど、パックマンのあたりからゲームにはまって、本は読まなくなりました。なんだかんだで娯楽がないから読んでたって感がします…が、娘はこの娯楽にあふれた二十一世紀にもかかわらず、本なんですよ…思春期の娘との接点がほしい!パパだって読書しちゃうよーって事で、ブックディレクターの幅允孝がブックディレクションをした「The Lobby」阪急梅田店に行ったら、難しそうな洋書とかオシャレな本に混じって、ハヤカワSF文庫があるじゃないですか。なんか装丁も素敵だし、タイトルも素敵なので、オシャレでロマンチックな小説なんだろうなぁと思ってコレを買いました。
 …で、読んでみたら凄いんですよ…「SFはだいたい白い光につつまれて、人類が進化するんだよー」「まぁ、どれもだいたい同じさ。」って子どもたちにイバっていたんですが、ぐぉっ!こんなのあるのかっ!!って感じでした。あとですね、SFっていうと、ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」みたいな感じで、ポジティビティが基本になっていて安心して読めるイメージだったんですけど、これはちょっと違うんですよ…読んでいてどんどん不安になってくるんですよ…登場人物っていうか登場してくるもの?たちが、いちいちフリーキーでクレージーなんですよ。SFっていうよりオカルティックな不気味さを堪能して、一気読みした後にふるえながら寝ました…まぁ、そういう意味で色々な未来があるなっていうSF的な衝撃を久しぶりに堪能できました…と同時に、まだまだ読んでない本がたくさんあるなぁ…って新鮮な気持ちになりました。いい読書でした。

NuForce : Cube

NuForce : Cube

 グルーヴィジョンズの道具大全を見て買ってしまいました…グルーヴィジョンズといえば、昔、LINNを使ってるよーみたいな記事をなんかで見て、ふーん良さそうだなぁと思って秋葉原に視聴しに行って、大好きなハウスを聞いたところ、曲の音質の悪いところが、そのまんま出ちゃってガックシ…という苦い思い出があるのですが、こりずに挑戦してみました。また、なんで?って感じではあるんですが、これまた昔、グルーヴィジョンズがSIGMAのカメラを紹介してたのでDP2sを買ったら、動作は遅い…色もなんだかおかしい…RAW現像はめんどくさいし、JPEGだとイマイチ…が、しかし、100枚に1枚くらい奇跡的に素晴らしいのが撮れるカメラだったんです。オールマイティーに平均的にいいよーっていうのではなく、一点突破主義っていうか、ココだけはイイ!っていうところがあって、なおかつ実はそれが製品のそもそもの本質!…ってうならされる感じだったんです。つまり、グルーヴィジョンズがおすすめするものはヤバイんです。

 NuForceって恥ずかしながらメーカーの存在すら知りませんでした…ハイエンドだけどお手ごろ感のあるメーカーって感じなんでしょうか?買えなくもないけど、買うには勇気がいる…そんな絶妙な感じです。なんとなくLINNとポジションが近いように思います…が、まぁ未知のメーカーなわけです。Cubeは小さいし、モノラルです。今時、BlueToothもついていません。電源スイッチも無いし、ボリュームもありません…買える値段ではありますが、モノラルのスピーカーの値段としてはアンプつきとはいえ高い…ヤバイにおいがプンプンします。重低音は出るわけはないですし、低音も無理だろうし、「ははーん、コレはボーカルを堪能する装置なんだなー」と期待と妄想がふくらみきって注文しました。

 いざ、届いてみたら、これが絶妙なサイズ感なんです。この小さい物体からイイ音が出るんだーと思うとワクワクです。聞いてみたら、アレ?それほどでもないなーって感じだったんですけど、床置きが良くなかったです…耳と高さを合わせるっていう基本は守らないとダメですね…最初、モノラルだし低音は出ないし、今まで使っていたスピーカーとはモチロン違うわけですから、意味がわからないっていうか、状況がわからないって感じだったんですけれども、ある一瞬から、おー!いいなぁって感じになりました。よくエージングって言いますけれども、機材っていうよりは自分の認識が新しいものを受け入れた感じです。

 ボーカルを堪能しようと思っていたんですが、よくよく考えると僕はあまりボーカルの入ってる曲はそんなに聞いていないという事が、発覚しました。基本テクノですから…とはいえ、ボーカルの入っている曲を一通り聞いていきました。ハウスなんかの「ボーカルも楽器の一部」的なミックスだとそんなに真価を発揮しないかなぁって感じだったんですけど、矢野顕子を聞いたら、ほんと素晴らしかったです。まぁ、とはいっても僕のiTunesライブラリ(もちろんAIFF)に入っているのは、峠のわが家に収録されているDavidとHome Sweet Homeだけなんですが、これがホント素晴らしいんですよ。矢野顕子再生マシーンとして大活躍です。歌っていいなぁっていう僕にあんまりなかった感覚を味わっているところです。ちなみに、音楽図鑑とか未来派野郎とか、あの頃の坂本龍一のDX-7のベルの音なんかも、カワイク、愛おしい感じで再生されます。本末転倒なんですが、NuForceのCubeで良く聞こえる音楽を探したくなってきました。いい音って何?っていう哲学的な旅が再開って感じです。

 ちなみにですね、低音がまったく出ないかというと、そんな事は無いんです。うまくキックのアタックの成分は拾っている感じで、音楽的なバランスは維持しているんです。ドゥンドゥンとはならないけど、ドッドッって感じです。ベースも妙に良くて、楽器のパートとして聞き取りやすいっていうか存在感があるんです。ミニマルなテクノなんかを聞くと全然ダメかと思いきや、独特のカワイイ感じで聞けて、これはこれで面白いです。昔、オーラトーンを使っていた事があるんですけど、その辺はちょっと似た感じだと思います。下から上まで普通に出るよーっていうスピーカーではないだけに、どこを頑張るかっていうところにメーカーの哲学っていうか作った人のセンスが出ていて、なおかつそれが、むむーんってうならされる感じで音楽の魅力を教えてくれる凄いスピーカーだと思います。

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

 フォースの覚醒の公開に備えて、半ば強制的に開始された我が家のスターウォーズ鑑賞会なのですが、子どもたちも完全にハマりました。もう続きを見るのは「当然!」って感じです。家族でひとつのものを見て語り合えるっていいですね…とはいえ、スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐は当時、1も2も気に入らなかったけれども見ないわけにはいかないので、ほんとしょうがなく見たところ、「アナキンのバカ!」しか感想がなかった恐ろしい作品でしばらく封印していたのですが、ひさしぶりに見てみたら「アナキンのバカ!」→「うん、まぁ、しょうがないかなぁ…」に感想が変わりました。

 エピソード2では子どもたちに散々「キモい」と酷評されたアナキンが、「え!別の人?」っていうくらいに前半かっこいいし、頼もしいのに驚きました。バカ!バカ!言ってた自分が情けないです…坊主憎けりゃ袈裟まで憎い的な感じでスターウォーズの1、2、3は文句と不満ありきで見ていたんだなぁ…って思いました…心が濁っていたようです…ってな感じで落ち着いて見てみると、「うん、まぁ、しょうがないかなぁ…」っていうか、そういう事もあるかなぁ…って感じで俯瞰で物語を見れるようになりました。僕も人間的に成長して、大きい視点で物語を見る事ができるようになったようです。エピソード3ってアクション映画として見てみると、ほんとスカッとしないんですよねぇ…スタローン的なカタルシスを最重要視する僕には当時耐えられなかったわけです…

 その辺が現役の息子(小6)の感想は「もっと、ヨーダが頑張ればよかった!」…で、ドラゴンボール世代の若い素直な感想に、僕の失われた子ども心が復活しました。確かにヨーダが本気を出せば、勝てたように思うんですよねぇ…それとも宮本武蔵みたいに「負ける戦いはしない」っていう見極めが達人クラスなのか?まぁ、ヨーダが勝つと4、5、6はないわけですから、しょうがないのか…とはいえ、「負けられない戦いがある」とか「男には負けると分かっていても戦わなければならない時がある」というセリフはヨーダにはないんでしょうか?ヨーダが本気出して、スーパーヨーダとか、元気玉とか出したら、勝てるような気がして、なんとも釈然としないんですが、それほどにダークサイドが恐ろしく強力ということなんでしょうか?

 娘(中3)の感想は「(面白かったけど)戦闘シーンは、るろうに剣心のほうが凄かった!」という聞き捨てならないものだったので、「わざとロングショット中心で、あえてカットを割らないんだよっ!」と反撃したんですが、よくよく考えるとなんでだろう?エピソード4のオビワンの時は演出として最適であり必然だったと思うんですけど、技が派手になってくると、最近のカットを割る演出のほうがいいような気もするし、でもそいういうのって流行り廃りもあるし、ほどほどにクラシカルな演出のほうが作品の寿命も長い気がするし、その辺もフォースの覚醒がどうなるか楽しみです。
 ちなみに子どもたちは「4が見たくなった!」そうです。エンドレスモードに突入です。